あいますにあいます

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2010年 01月 01日

ゆきまこみきたかSS書きました。

新年明けましておめでとうございます。小六です。
今年の抱負はピュアなSSを書く人と呼ばれることにしました。

そして、新年早々SSを書きました。
ついった上で僕も無茶ぶりされたいされたいと駄々をこねた結果、困った島原先生は僕にある課題をくれました。

「ゆきまこ。雪歩は美希や貴音にも手を出してる感じで」

…逆3ですね。素敵です。

というわけで、そんなSSです。いかがわしい成分が含まれておりますのでご注意ください。






 虫の羽音のような不快な振動音。緑色のネオンが薄暗い部屋に反射する。
 ぼんやりとした思考のまま、私は震える携帯に手を伸ばした。





   ―――― 彼女と彼女のある日の風景03 ――――




「もしもし?」
「…雪歩、いま、大丈夫?」


 時計を確認しなくても深夜であること位は分かる。私は耳元で光る携帯の画面に眉をひそめる。
 携帯から聞こえる声は甘ったるくてどこか物欲しげで、ざりざりとした感触が鼓膜に残った。
 電話の会話を適当にいなしながら、隣で寝ている彼女の髪を梳く。クセのないまっすぐな黒髪。


    うん とてもきれい


 天井のダウンライトをぼんやりと眺めながら、私は電話越しの彼女に用件を尋ねた。

  ― ねぇ、雪歩。眠れないよ ―

 必死に何かを乞い願う卑猥な声色。どう考えてみても誘惑の言葉。
 それを拒む理由なんてない。私は彼女の言葉を遠慮がちに受け止めた。自分の口元が吊り上がってゆくのが分かる。


「また?物好きだね?」

  ― だって、一人で眠るのは寂しいよ ―

「だけど、今からじゃ間に合わないと思うけど」

  ― だから、お願い。雪歩 ―

「じゃあ、そこでしてみせてよ。イクところ、見ていてあげる」


     本当に バカな女


 自分一人でできないなら、私が教えてあげる。そう耳元で呟くと、しばらくの沈黙の後、幼い彼女はそれに応じる。
 私は携帯を耳にあてたまま、彼女の身体の上にまたがった。
 まだ汗が乾ききっていない肌。先程までの情事に想いを馳せると、咥内に溜め込まれる唾。
 ごくりとそれを飲み干して、私は会話を続ける。

「たとえばね、わき腹をくすぐるように撫で上げてみてよ」

 下着を静かにまくり上げて、私は彼女のしなやかな腰つきを眺める。露出した健康的な肌。恥ずかしそうに身をよじらせる、その姿が可愛いかった。布越しに曲線を下へたどり、身に着けたタンクトップの下へ滑り込むと、素肌をゆったりした動きで撫で上げる。徐々に荒くなる吐息。私はにんまりと笑って彼女に次の指示を下す。

「うん、それじゃあ」

 タンクトップのさらに奥まで手を滑り込ませる。
 
 どうして自分はこんなことをしているのだろうと私は考える。少女の声を聴きながら、先程の行為を想うなど、狂気の沙汰だ。
 くぐもった喘ぎが時折ノイズのように聞こえた。私はぐっと彼女との距離を詰める。


 ― ちょっと待ってよ ―

「嫌だった?それなら止めるけれど、どうする?」

 ― 嫌じゃない…けど… ―

「じゃあいいよね」


  そこで私は顔に近づいてキスをするの、鼻先が触れそうな距離で。
  とっても綺麗だよ。あ、もしかしてもう興奮してるのかな?

 情欲に潤んだ彼女の双眸を思い浮かべる。想像であったとしても、目が離せるはずもなく。
 昂ぶる激情を押さえつけて、私は低く囁いた。

「…好きだよ」

 誰が、とは言わない。そもそも誰が一番好きだなんかなんて、私にも分からない。
 そもそも結論など要らない。この行為はただ欲望を充たすためだけにあるのだから。
 
「それでね、私は胸にキスをするの。これ以上ない位にいやらしく」

 ちゅ、とわざとらしく音を鳴らす。
 狼狽する彼女の体を抱き締め、あらわになった膨らみにも口付けを落とした。右の乳房を背中から回した右手で揉み込み、左の突起に吸い付いた。
 たちまち存在を主張し始めたであろうしこりから送り込まれる快感が、熱いあえぎとなって零れ出す。
 腹を優しく撫でながら、突起を舌先で責め立てられるのだから無理もない。高い嬌声が聞こえる。


 ― ふぁっ…あっ……ゆき…ほっ……! ―

「とても可愛いよ……本当に…」

 音を立てつつ、激しく胸を攻め立てた。
 もうそろそろかもしれない。そう予想した私は、腰にやっていた手を口元に寄せ、自分の指をぺろりと舐めた。
 唾液に濡れた指を私は恍惚とした表情で眺める。彼女の愛の証であると思えば、汚らしい唾も優しく光っているように見えた。

 
「…ねぇ。そろそろ、いいかな?」

 密やかな吐息が篭る室内。彼女は小さく頷いた。私は静かにほくそ笑む。
 両足の間を割って内腿をさすり、片足を自分のひざの上に持ち上げた。触れた太腿に、そっと指を沿わせる。

「もう、こんなに濡れちゃってるんだね…いやらしい」


 白磁の肌に覆いかぶさりながら、私はそう呟いた。花の匂いに喩えようとも喩えきれない甘美な匂いに背筋が痺れる。
 彼女は今どうしているのだろうか。どちらともなく切ないため息が漏れたのが聞こえた。

 もっと感じたくて互いに身を摺り合わせ、交換される吐息。身体をむさぼる音とベッドが軋む音だけが辺りを支配した。
 指の腹は彼女の肩から隆起を辿って腰骨に到達し、また肩へ復路を帰る。ゆったりした往復の度、腹の底から情欲が引きずり出され、彼女は息を濡らした。
 唇は彼女の首筋を追い、跡がつかない程度にその肌に吸いついた。シーツの上に散らばった黒髪が美しい。



    膠着をやぶったのは彼女の声だった



 その後もこの淫らな行為は続いた。結局彼女は絶頂に達し、電話からは何も聞こえなくなった。きっと彼女のことだ、頭をもがれた昆虫のように足をひくひくと蠢かせているのだろう。私はそれを確認した後、電話の通話を切った。
 バカな女。自分が好かれていると勘違いして。顔が嘲笑で歪んだ。

 しばらくして、目の前の彼女が目を覚ました。


「どうしたの?雪歩」
「別になにもないよ。寝顔が可愛いなぁと思って、思わず襲いたくなっちゃった」

 眠そうに瞼をこすりながら、彼女は私に話しかける。私は無垢な笑顔を貼り付けて問い掛けに応えた。少し訝しげな顔をしたものの、それ以上追及されることはなく、彼女は再び眠りにつく。 
 私は隣に座って彼女が眠るのを見守ることにした。ふと横を見ると、携帯が再び着信のランプを灯していた。ワインレッドの光。私は携帯を手に取り彼女にメールを送る。

    ≪ はい、私も逢いたいです。また今夜。 ≫

 メールを送信して、携帯をテーブルに置く。ふと窓を見上げると、暗い群青の空。淡い月影は薄い雲に覆われていた。


    ホント、揃いも揃ってバカな女


 未だ光のともった街灯に、黄金色の蛾が何匹も飛びついて、バチリと音を立てて死んでいった。










なんか色々と実験したら、誰が誰なのか分からないですね。それが狙いでもあるのですが、これはひどいw
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by 6showU | 2010-01-01 06:58 | SS


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